ださいオトナ

何となくだけれど、時代が変わりつつあると思う。

 

先のセクハラ官僚が明るみに出たり、それを取り巻く痛々しい

時代錯誤な大臣、国会議員のおっさんたち。

世界でもセクハラ告発はどんどん増えているし、何と言っても総理大臣の

あの釈然としない公私混同についても、方々から少しづつ事実が明るみになっている。

 

(誰が考えても、誰か訪問があれば名刺交換くらいしているでしょ?と思うけれど、国会議員や官僚は記憶にない、記録にない、って簡単に使えるのがほんとーに辟易しますね〜。)

 

ここまできていても、世間から黒だ!と言われても、なお自分の身を守るために

恥ずかしいほどの痛々しい言動を取る世の中の男性達。

言い訳言い逃れ、あんな賢い人たちがよくもまぁ、あんな発言で乗り切れると思うよね〜というおバカっぷり。

一体どうなっているんだろうか。。。?あっさり認めて、しっかり謝罪して償えば

自分も周りも気持ちいいいが、感情ってものはないのか?

(総理は、本当表情のない能面みたいな顔してますね... 寝てるか起きてるかもわからない。コワっ!)

 

そして何といっても、日大のアメフト。

 

ついに、加害者選手である学生が実名で記者会見をするまでになってしまいましたね。

 

私は30代前半なので、まだ彼らのお母さんには少し若いですが、

なんだか母親のような気持ちで見てしまった。

大学生って年齢的には成人でも、やはり学生で社会を知らない、大学生活の勉強や部活を通して社会を学んでいる学生なのですよね。

今回のことは、何があってもやってはいけないことだったし、彼が話した通り

心の弱さだったのだと思うし、何よりも被害者の学生が怪我をしてしまい気の毒で仕方ない。大好きなスポーツで、こんな思いをしなければいけないだなんて・・・

しかもそれが大人の戦略でわざと怪我させられたのであればなおさらですね。

 

でも、こうやって自分の罪と責任を認めて反省して、全国の人が見ている中で

名前もお顔も出して大人の前で記者会見を開いて

事実をきちんと述べる、キチンと質問に答える、気持ちを述べる

 

大学生であり、彼自身も精神的に追い詰められた中で本当によく頑張ったと思います。

 

すくなくとも、当事者意識なし、逃げまくってる大学サイド、コーチや監督の

対応と比べたらよっぽどまともでした。

これからの人生、就職や学生生活もあると言うのに、とても大変な決断だったでしょうね。

 

ただ、彼はきっと誇りを持っていたのだと思います。

自分が悪いと思ったことを真摯に受け止める強さをもっているから、弱さを認められたんだと思います。ちゃんと、向き合っているのだから大丈夫。まだ若いので、失敗は許されます。今回彼がきちんと失敗と向き合ったことできっと将来大きなギフトを手にすると思います。お母さんはそう思って見守るよ...

 

それに対して大人のおやじたち、しっかりしろよ!くさりきってるな。。。。

もうおじいさんたちにつける薬はない。内省ができないのだから。

 

今までもきっと、ずーっと彼らは自分たちの権利を守るために、どんなことでも

してきたんだろう。学生を一人けがさせ、一人罪を負わすことなんて

気にも留めないのだろう。

 

本当に心がちっちゃい弱虫はおっさんたちですね。誇りをもってほしい。

 

そしてこれが、大学という場で起こっているのがまた悲しいですね。

いくら大学とはいえ、教育機関ですし、人を育てるところなので

学生たちの心身の成長を真にサポートするのが大人の務めでしょう?とくに教育者のつとめじゃないでしょうか?

 

これほど、大人であることが恥ずかしいと思ったことはありません。

 

被害者の学生さんが早く快復されることを祈るのと、被害者・加害者両学生さんの

精神的なダメージが一日も早く癒えますように...と願うことしかできませんが、

今の気持ちのまま大人になってほしいですね。

 

逆に言うと、こういう素直で心が綺麗な学生さんが大人になった頃の社会が良くなっていると希望が持てました。世界が変わりつつあるのかな。

 

セクハラパワハラ、当たり前のようにやっているおっさんたち、本当にださいです。

イタイです。ふと振り返ったら誰も後ろについてきていなかった、なーんてことに

なりかねませんよ。

 

こんな社会レベルで起きていることは、個人レベルでもやはり起こるんですよね...

 

私も身にしみて感じております。

やはり、何かが変わってきているんだと思う。バラバラと、今までどれだけ悪でも

仕方ない、変わらない、と黙認されていたことが崩れてくるのではないでしょうか。

そちらについてはまた。